●牧師
の書斎より その15『病み上がり同士』 |
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私の書斎の本棚には妙な本があります。「図説寄生虫学」「解剖学カラーアトラス」 最近,発達障害という言葉がいろいろなところで聞かれるようになってきましたが,一言で 発達障害といっても実に沢山の発達障害があるようです。この発達障害についての記述を読む につれ,私は三つのことについて新しい認識を持つようになりました。その第一は,人が10 0人いればその100人全員が,実は(強弱はあるにしても)何らかの発達障害という人間性 を抱えているということです。第二は,この発達障害のために人間関係を悪化させてしまう 人が余りに多いということです。第三は,もし自分の障害を認識していたら,その人は社会生 活のうえでそれほど苦しまなくてもよいということです。 次ような出来事を私たちは一般社会の中でよく見るのではないでしょうか。 聖書は,このようなパターンに必ずはまってしまう人を「古き人」「肉なる人」と言ってい ます。と同時に,「あなたがたは新しくなったのです!」と,私たちキリスト者に向かって語 られています。これは,「あなたがたは古き人間性を抱えてはいる,しかし,同時に,新しく されていることをしっかりと覚えておきなさい。あなたがたはかつて肉の奴隷でした。しかし, 今はその肉のパターンに必ずはまってしまう,奴隷ではないのです。あなたを愛してやまない 主から目を離さないようにしましょう!そして,主の御業に用いられてゆきましょう!」この ような熱いメッセージです。私たちは,かつて同じ病の中にいた者同士なのです。ですから, 病が再発しないように,これからもお互い支え合いつつ歩んでいこうではありませんか。 ローマ7章〜8章 Tコリント5:17 | |
牧師:北澤正明 |